非常識な体験。
土曜日の夕方、PRGRのサイエンス・フィットに行ってきた。
ゴルフのスイングは、自分がどのように振っているのかが、わからない。ビデオに撮って見ればわかるのだが、いまだにやったことはない。人のスイングはよく目にする。見ていれば、あー、ここをこうすればいいのにと、岡目八目コーチになることもできる。だが、自分のこととなると、それは深い謎に包まれてしまう。世の中では自分探しが流行っているようだが、私も自分を探しに銀座のサイエンス・フィット・スタジオに行ってみた。
完全予約制。品のある佇まい。ゴルフショップの「トリカゴ」には慣れている私も、少々緊張する。
最初は測定用のドライバーで数発打って自分のデータをあからさまにすることになる。うーむ、こんな風なボールが出るのか。ボールのぶつかる壁?がモニターになっていて自分の弾道が見える。うれしいような、悲しいような。
さてこれからが「サイエンス・フィット」のスタート。ティーチングプロの宮川さんが、じゃ、これを着て打ってもらえますでしょうか。とベストのようなものを持ち出した。宮川さんの物腰は実にソフト。臍曲がりのおじさんもなぜか素直になってしまう。このベストを着て打つと、グリップスピードがわかるらしい。グリップスピードとは、その人のスイングパターン、クセのようなものを示す数値とのことだ。
ボールを打っていくうちに、さまざまなデータが取られていく。裸にされていく、私のスイング。その数字を見つめながら、宮川さんが、それではこれを打ってみてください、と今度は私用に調節したドライバーを渡してくれる。
何かが変わったな、と私用のドライバーを打った瞬間感じた。そして同時に、これ、以前やったことあるぞ、とデジャヴが舞い降りた。そうだ、これ、人間ドックのあの感じだよ。案の定、それからはドクター宮川との問診タイムが始まることとなった。
呼吸器、循環器、消化器、血液をチェックするように、ビデオに収めた自分のスイング映像を一緒に眺めながら、スイングに診断が下される。いいところ、そして問題点が次々と明らかにされていく。そして測定用ドライバーと私用のドライバーとのデータ比較をするのだが、自分のスイングにあったドライバーの方が飛距離も方向性も飛躍的によくなっていることがデータで示された。事実を突きつけられるとどうして人間は、自分のことであるのに、ホー、と他人事のように驚いてしまうのか。スイングがなんとかオンプレーンに収まっていたことだけが、救いであった。
このあとさらに宮川ドクターからのワンポイントアドバイスに、瞠目してしまうことになるのだが、この驚きがなかなかうまく伝えられない。ここまで書いてきてなんだが、「体験してみなければサイエンス・フィットの凄さはわからない。」
いい加減なレポートになってしまったが、自己矛盾と伝え切れないないもどかしさに、私は、なんと非常識な体験をしてしまったのだろう、と感じ入ってしまった。
125ヤード、パー3、何番で打ちますか。
銀座の夜景。師走に入ると活気づくのであるが、今年はどうだろうか。サイエンス・フィットの情報、スタジオの場所、申し込みなどくわしいことは、PRGRウェブマガジンで。









