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2008年5月 アーカイブ

2008年5月 2日

非常識な欠伸。

美人が、電車の中でいきなりアクビをした。アーア、と声までは聞こえなかったが、大きな口だった。

人は誰でもアクビをする。自然現象というか、生理現象である。人の口をいきなり、それも思いっきり開けさせるのだから、アクビには相当の力がある。そして、場所を選ばない。電車の中はもちろん、ゴルフ場でも、結婚式場でも、アクビは起こる。わざわざ人前でアクビをしたいという人はいないだろう。出てしまうのである。生理現象とはいえ、非常識なものだと思う。

眠いとき、飽きてしまったとき、アクビは突然、人の口から現れる。授業中、つまらない会議は、格好のアクビ・シーンである。アクビは自分にとっては、案外気持ちのいい行為かもしれない。しかし、人に不快な印象を与えることも多々あるので、気をつけたい。大切な話を真剣にしている横で、大きな口を開けて「アーア」とやられれば、誰だって気は抜けるし、腹も立つ。大切なパー・パット、アドレスに入った人の脇で「アーア」とやる非常識はいないだろうが、入るものも入らなくなる。

生理現象が、いまの自分を的確に、これほど素直に表現してしまうのだから、アクビは怖い存在である。クシャミ、放屁も人前では憚られる生理現象だが、アクビとは、いささかニュアンスが違う。
猫も、犬も、なぜかアクビをする。彼らも毎日に飽きて、眠く、酸欠なのだろうか。でも、生き物がなぜアクビをするのか、恐らく深く研究している医学者もいるのだろうが、本当の理由と原理はまだわかっていないらしい。

考えてみれば、子供の頃から変わらず、ずっとしているのだから、アクビとは、付き合いが長い。古い友だちのようでもある。アクビは、欠伸と書く。これもヘンな漢字である。伸びを欠く、と読める。確かにそういう感じの時に出るような気もするが。誰かのゴルフを指摘しているようでもあり、ヘッドスピードの上がらない、友人のドライバーショットを笑っているような漢字にも見える。


この間、同伴競技者が、やや昇りの155ヤード、パー3をアゲインストにも負けず、高い弾道で乗せた。その人にとって、この日のゴルフは、まさにアクビの出るような展開、散々であった。うまくいかない日は誰にでもある。しかし、実測165ヤードに近い距離を綺麗な球筋で乗せた。溜飲が下がったのだろう。打ったクラブのソールをグイと、こっちに向けている。最初、6のように見えたクラブは、よく見れば9であった。
アクビが止まった。eggの9番だった。(マロンさん、ナイスショット!)

165ヤード、何番で打ちますか。


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フェアウェイにグリーンが戻ってきた。やはりゴルフはグリーンの中で楽しみたい。嵐山カントリークラブにて。


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藤棚がティグランド脇にあった。丈はやや短いが、綺麗に咲いていた。私たちの気持ちを代弁するかのように、花のまわりを蜂がうれしそうに羽音を鳴らしながら飛び回っていた。

2008年5月16日

非常識な理由。

どうして、飛ぶんだろう。
そんなこと知って、なんの役に立つ。飛ぶ事実だけで充分、とごくシンプルに考えていたegg manであったが、クラブを見つめていたら、気になり始めた。
飛ぶ理由を知ってほしい、とeggのヘッドも私に話しかけてきている。もちろんそれは、妄想であったが、思い始めたら、いてもたってもいられなくなってきた。(いやな性格だ)
初公開である。eggの飛ぶ理由。開発担当Tさんを試打会場で捕まえた。
「非常識ブログ、たまに読んでますよ。」と前置きして、話してくれた。
(たまに、ですか)
「飛ぶ理由は、簡単にいうと、2つしかないんです。シャフトが長い、そして、ロフトが立っている。この2つなんです。でも、長いシャフトでロフトが立っていると、うまく打てない。それがいままでのアイアンでした。ドライバーはここ10年、ほんとうにやさしくなりました。でも、アイアンはというと、それほどでもない。eggは、そこをなんとかしたいと考えたんです」
なるほど。4番だと思って打っていたら、実は5番だったと、、。
「というより、7番ウッドと3番アイアンは、ちゃんと当たればだいたい同じ飛距離です。でも、ほとんどの人は、7番ウッドを選びます。ボールが上がりやすいからです。3番アイアンはいくら頑張ってもボールが上がらない。だから、打てない、むずかしいということになってしまう。ですから、シャフトを長くして、ロフトを立てただけですと、もっとむずかしいアイアンになってしまいます。で、どうしたかといいますと、まず、ヘッドの重心を低く、深くしました」
ボールが上がりやすくなるんですね。
「そうです。それと、、、」Tさんの携帯が鳴った。「失礼します」そういって席を立ったTさん何やら話し出した。約2分。なにやら怒鳴っているような感じもある。
「あっ、すいません。急用ができまして。ちょっと行かなければいけなくなりまして、今日は、これくらいでご勘弁ください」
何か、焦っている様子だ。緊急が起きたのか。しかし、話の途中でもある。もう少し聞きたい気持ちもあり、モジモジしていると、Tさん、業を煮やしたか、
「あとは打ってのお楽しみというか、ロマンみたいなことですか、男の。謎の部分があるのもいいでしょう、はっははは。犬が好きなんですよ、私。」やたら明るい笑顔でそう言い放つと、席を立った。わけがわからない、という気持ちが顔に出ていたのだろう。
「ま、えーやないですか、飛ぶっちゅうことで」
いきなり大阪弁で、ほがらかにお辞儀をすると、Tさんは巨体を揺らしながら、こう言い残して練習場を去っていった。
「今日の、ここのような試打会で打ってみて、実感していただくのがいちばんです。「eggの日」というegg専用の試打会もやっておりますので、お近くの練習場でのぞいて見てください」

egg manのまとめ。シャフトが長い、ロフトが立っている。だから飛ぶ。重要なことは、ボールが上がりやすいかどうか。それが、やさしいクラブの条件。飛ばなければeggじゃない。やさしくなければeggじゃない。ということか。

ちなみに「eggの日」のスケジュールは、
http://www.prgr-golf.com/webmagazine/try/schedule/index.html
にくわしく出ています。

190ヤード、何番で打ちますか。


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eggの試打会風景。私はあまり行かないが、練習場で行われている試打会は、独特の雰囲気があっておもしろい。これほど真剣になる「イベント」もあまりないのではないか。


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ズラリとそろった非常識。どうして飛ぶのかは、未完結。しかし、飛ぶクラブの原理はおぼろげに見えてきた。そんなこと知ってどうするんだよ、の疑問は、まだ顕在ではあるが。

2008年5月12日

非常識なママ。

スナックなどへ行くと、店には必ず、ママがいる。
どうしてその人をママと呼ぶのか、謎である。私は、母をおかあさんと呼んで育った。いや、そう呼ばされた。ママと呼んでいた友だちもいたが、冗談じゃねーや、といつもどこかで思っていた。にもかかわらず、スナックへ行ったりすれば、血もつながっていないおばさん(おねえさん)を雰囲気でママと呼んでいる。不条理。
客はなんでもママに注文する。母親に、おねだりするような感覚か。
「ママ、水割り、ちょうだい」(子供が、水割りを注文してよいものか)
ママは、日本中のどの家庭よりも、そして保育園、幼稚園よりも、いまや、スナックでいちばん使われている呼び名ではあるまいか。
「なんかおいしいもの食べさせてよ、ママ」甘えたように、声をかける客もいる。本当のママを投影しているのか、ただのマザコンなのかはわからないが、家庭での不足をここで充填しているようにも見える。そして、ママもそれがうれしいのか、
「あら、マッちゃん、いつも家で愛妻のおいしい家庭料理食べてるのに、いいの、ウチあたりの粗食で」なんて答えている。
カウンターの向こうには、上目遣いでそのやりとりを静かに見ている無口な男性がいる。水割りをつくったり、料理をこしらえたりする人なのだが、その人は、ママの相方、ご亭主であることが多い。
だとすれば、パパと呼ばれてもよさそうなものだが、その人をそう呼ぶ人は日本中どこにもいない。外人ぶって、ダディとか呼んでも誰も振り向いてはくれない。空気をこわばらせるだけである。
不思議なことに、その人は、マスターと呼ばれるのである。そんなことは、みんな知っているだろうけれども、私にはそれも、謎である。客は尊敬というより、むしろ愛着を持ってその人に「マスター、元気?」とか、声をかける。
しかし、スターウォーズでマスターといえば、師であり、神に近いご主人である。ダース・ベイダー卿しかり、その上に立つ恐ろしい絶対的存在キャラである。ゴルフでいえば、マスターは、いわずとしれた名人。憧れの存在である。
大人しそうで実直な気配ではあるが、案外ギャンブル好きだったりするのが、私の「マスター」像である。タバコも吸う。だが、スナック主催のゴルフコンペが開かれれば、ティを持ってきたり、水を用意したりと、細かい気配りでお客さんをアテンドするのもマスターなのではないか。ママの派手な衣装とは対照的に、マスターはシックでダンディである。

「ところで、ママ、eggって知ってる?」
「エッグ?あ、タマゴね。英語なんか使うから、迷っちゃうじゃない。マッちゃん、インテリだからねぇ。ウチのオムレツおいしいのよ。あっ、待ってよ、タマゴ、今日、きらしてるかも。マスター、マスター」
「違う、違う、ゴルフクラブのeggだよ。ママじゃ、わかんねーかな?」
「よく飛ぶらしいですね、そのアイアン」
「さすが、マスター、このムッツリ、事情通」
「この間、お客さんが話してましたよ。なんでも10ヤード以上、伸びたって」
「でさ、買おうか、迷ってんだよねぇ、、、」

それにしても、日本に何軒スナック、クラブがあるかは知らないが、その数だけ「ママ」がいて、そして、その数に近いだけ「マスター」がいる。日本とは、とてつもなく非常識な国である。

160ヤード、何番で打ちますか。


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ゴルフをやっているとき、意外と風景を見ていない自分に気付く。写真を撮っていたら、一緒に回っているメンバーに、ビジターみたいですね、といわれてしまった。庭の写真を撮っているようなものか?日光カンツリー倶楽部にて。


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大きくて、うまそうな真っ赤なイチゴ。でも、色とうまさはともかく、大きさは疑った方がいい。写っている手が子供のものだったらどうだろう?でも、その手がバスケットボールの選手の手だったら?

egg

EGG

人生歴50数年、ゴルフ歴20数年。野球少年からバスケットボール、そして草野球に燃えるも、結局はゴルフに執心する、ある意味典型的日本人。
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