非常識な力。
久しぶりに会った義弟が、1973年のローリング・ストーンズ、ヨーロッパツアーのライブCDを持ってきてくれた。恐らく、ブート・レッグ(海賊版)だと思うが、録音状態はかなりいい。ブラウン・シュガーから始まり、ストリート・ファイティング・マンまで14曲。ブライアン・ジョーンズの死後、加入したミック・テイラーが、勢いのいいボトル・ネックを聴かせているところが、この時代のストーンズらしい。キース・リチャーズのギターも、若々しくかなり強く聞こえる。
そのキース・リチャーズが、70年代ロックシーンを振り返って、ずいぶん前の雑誌ではあるが、インタビューに答えてこんなことをいっていた。
「だから、死んじまうまで、やめちゃダメなんだよ。それに、やめなきゃいけない理由なんてないだろうに」
アルコール、ドラッグ、スキャンダルの私生活。麻薬所持を疑われ(というより確実に持っていた)カナダで収監されそうになるものの、当時のトルードー首相夫人が大のストーンズフリークだったため、助かったという逸話もある。自堕落で自由奔放、ロック界のダース・ベーダーが、そういっているのだから、これはまたドラッグの話かと思った。
しかし、読んでみると、この時期にローリング・ストーンズを辞めた、ベースのビル・ワイマンを引き合いに(そうとう、アタマにきていた)ロックについて語っているものだった。
いつ引退するのだろう。キース・リチャーズはじめ、ローリング・ストーンズが、ここ10年ほど常に取りざたされている話題である。そのことに対して当時とはいえ、きっちり答えているところが、興味深かった。
キース・リチャーズの行動は、常に非常識が伴う。しかし言動には、独特の説得力がある。非常識のパワーとでもいうのだろうか。パワーがあるから、非常識にもなれるのかもしれない。いずれにしろ非常識は、なにがしかの、強い力を持つことは間違いない。
「だから、死んじまうまで、やめちゃダメなんだよ」
確かにその通りで、私たち、アマチュア・ゴルファーに、引退はない。カラダの続く限り、ゴルフとつきあう宿命にある。
「それに、やめなきゃいけない理由なんてないだろうに」
飛距離が落ちたぐらいで、悩むことはない。もちろん、信じられないスコアを打ったとしても、やめる理由には、ならない。
「eggが、あるだろうによ」
(とは、いっておりませんでしたが)非常識な力を利用すれば、まだまだ違うゴルフが見えてくることだってある。
さて、ことしも、転がる石のように、いよいよシーズンインである。
200ヤード、何番で打ちますか。

継続は、力なり。この人たちのタフさには頭が下がる。ゴルフ、するのかなぁ。余りうまそうには見えないけれど、キースとマッチプレーはしたくない。ジミヘンとも。

桜が咲きました。この開花力にも頭が下がる。よく見るとものすごい数の花が枝について所狭しと咲いている。タフな樹木です。だから綺麗なのか。



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