メイン

2008年3月 アーカイブ

2008年3月31日

非常識な力。

久しぶりに会った義弟が、1973年のローリング・ストーンズ、ヨーロッパツアーのライブCDを持ってきてくれた。恐らく、ブート・レッグ(海賊版)だと思うが、録音状態はかなりいい。ブラウン・シュガーから始まり、ストリート・ファイティング・マンまで14曲。ブライアン・ジョーンズの死後、加入したミック・テイラーが、勢いのいいボトル・ネックを聴かせているところが、この時代のストーンズらしい。キース・リチャーズのギターも、若々しくかなり強く聞こえる。
そのキース・リチャーズが、70年代ロックシーンを振り返って、ずいぶん前の雑誌ではあるが、インタビューに答えてこんなことをいっていた。
「だから、死んじまうまで、やめちゃダメなんだよ。それに、やめなきゃいけない理由なんてないだろうに」
アルコール、ドラッグ、スキャンダルの私生活。麻薬所持を疑われ(というより確実に持っていた)カナダで収監されそうになるものの、当時のトルードー首相夫人が大のストーンズフリークだったため、助かったという逸話もある。自堕落で自由奔放、ロック界のダース・ベーダーが、そういっているのだから、これはまたドラッグの話かと思った。
しかし、読んでみると、この時期にローリング・ストーンズを辞めた、ベースのビル・ワイマンを引き合いに(そうとう、アタマにきていた)ロックについて語っているものだった。
いつ引退するのだろう。キース・リチャーズはじめ、ローリング・ストーンズが、ここ10年ほど常に取りざたされている話題である。そのことに対して当時とはいえ、きっちり答えているところが、興味深かった。
キース・リチャーズの行動は、常に非常識が伴う。しかし言動には、独特の説得力がある。非常識のパワーとでもいうのだろうか。パワーがあるから、非常識にもなれるのかもしれない。いずれにしろ非常識は、なにがしかの、強い力を持つことは間違いない。


「だから、死んじまうまで、やめちゃダメなんだよ」
確かにその通りで、私たち、アマチュア・ゴルファーに、引退はない。カラダの続く限り、ゴルフとつきあう宿命にある。
「それに、やめなきゃいけない理由なんてないだろうに」
飛距離が落ちたぐらいで、悩むことはない。もちろん、信じられないスコアを打ったとしても、やめる理由には、ならない。
「eggが、あるだろうによ」
(とは、いっておりませんでしたが)非常識な力を利用すれば、まだまだ違うゴルフが見えてくることだってある。
さて、ことしも、転がる石のように、いよいよシーズンインである。

200ヤード、何番で打ちますか。


photo60.jpg

継続は、力なり。この人たちのタフさには頭が下がる。ゴルフ、するのかなぁ。余りうまそうには見えないけれど、キースとマッチプレーはしたくない。ジミヘンとも。


photo61.jpg

桜が咲きました。この開花力にも頭が下がる。よく見るとものすごい数の花が枝について所狭しと咲いている。タフな樹木です。だから綺麗なのか。

2008年3月24日

非常識な誤解。

ゴルフとは、誤解の連続である。
「あった、あった」自分の打ったボールは、ここにある。当然のように打つのだが、それが同伴プレーヤーのボールだった。誤球である。友人の杉○君は、私との初ラウンド、確か、最初のホールでその誤解をしでかした。緊張していたんです、とは彼の言い分だが、それは通用しない。それ以来、ことある毎に私から「誤球」を持ち出され、彼の頭は、上がらない日々が続いている。
「おかしいな..」ゴルファーがよく発する言葉である。が、これも誤解から生まれている。パットラインを慎重に読んで打った。だが、ボールはまっすぐに転がりカップの右をそのまますり抜けた。自分の経験と技術はボールが左に曲がると信号を送っている。にもかかわらず、ボールは意に反してまっすぐに信号無視でカップを突っ切った。誤解である。可能性として考えられる誤解のひとつは、グリーンの傾斜は考えていたよりも平坦だったということ。そして、秋○さん、そのパット、強く打ちすぎたんじゃないんですか。
「このへんだよな」ドライバーで打たれたボールが林に入った。入った付近から探し始めるがいっこうに見つからない。探しているところにボールはないのだから、誤解である。諦めてロストを宣言しようかとしていると、後ろから声がかかる。見れば、テレビの解説で有名なアマチュアの川○さんであった。私のボールの前に立って、ここだよと指で示している。「25ヤードとはいわないけれど、ボールは自分のイメージより10ヤード前にある、と思って間違いない」痛い誤解を指摘され、egg man、その日はボロボロであった。でもそのあと、川○さんは、茶屋で氷イチゴをご馳走してくれた。ごちそうさまでした。
「最高!」打った瞬間、島○さんはそういった。190ヤードのパー3、ティショットが、いい音を残して、飛び出したのだから声も上がって当然だ。しかし、誤解だった。すばらしい弾道のボールは、グリーンを越え、その先のラフまで飛んで見えなくなった。「えーっ?あっ、いけねっ、スプーンで打っちゃった」正解は5番ウッド、クリーク。生涯でもそう何回もないいい当たり、と自ら解説する名ショットは、ちょっとした誤解からOBとなってしまった。
残り180ヤード。「キャディさん、6番、ちょうだい」町○さんは、そう言った。いやそんなはずはない。誤解だ。以前一緒に回ったときは、この距離を4番アイアンで打っていた。何か間違ってはしませんか、と声をかけようとしたが、早撃ちマックと異名をとる町○さん、すでにフィニッシュをとっていた。しかし、ボールは高い弾道を描いてグリーン方向に飛んでいく。キャディが甲高い声で「ナイス・オン!」と節回した。花粉症のせいでボーッとしていた、私の誤解だった。知らないうちに町○さんは、アイアンを変えていた。eggに。

180ヤード、何番で打ちますか。


photo58.jpg

町もまた、誤解の連続である。カマス。魚屋の看板かと思ったが、そうではなかった。誤解というより誤字なのだろうが、これほど堂々としていると、何がほんとうか、一瞬わからなくなる。


photo59.jpg

よく行く中華料理屋さんで見かけた恐怖のメニュー。耳を疑ったとはこのことで「そういえばあの人の耳、ふっくらして、レタスと合いそう、、」と想像もふくらんだ。盛り上がりすぎて、店のママが慌てて「豚の」を書き込んでしまった。

2008年3月17日

非常識な100ヤード。

女性とラウンドする機会はあまりないが、クラブの月例会、プライベートコンペでは、たまに同じ組になる。
この間も、とあるコンペで女性といっしょになった。
以前からよく知っている人でもあったので、話に花が咲いた。聞けば、時間があれば練習場に通うほど、今、熱心なのだという。なるほど以前よりスイングがしっかりしてきたように見える。初歩的なミスが減り、ゴルフにリズムが出てきた。夢中になるとはまさにこのことで、いいショットをしたときの表情が、たまらなくうれしそうだ。
特にドライバーがよくなった。飛距離は160ヤードぐらいか。センターに飛んでいく。390ヤードのパー4(彼女は男性と同じ、俗に言う白ティからのラウンドを続けている)だと、残りが230ヤード。ここからスプーンを器用に使って、100ヤード地点までボールを運んでいく。
残り100ヤード。グリーンに乗せてしまえば、パットの感覚は素晴らしいので、ボギーは堅い。しかし、100ヤードからが女性にとって(私もそうなのだが)正念場になるのだから、ゴルフはむずかしい。
ラウンド後、クラブハウスで聞いた話だが、彼女は、100ヤードを6番アイアンか、11番ウッド、もしくは、ユーティリティの7番で打つのだという。
「8番アイアンぐらいで打てたらいいんですけれどね」egg manつい、口を滑らせた。
「そうね。100ヤードは、できればアイアンで打ちたいわ。ボールが上がってくれて、いつもより20ヤードも飛ぶ8番があったら、ゴルフがずいぶん変わると思うし。あ、そうよ、今日あなたが使っていたアイアン、よく飛んでたじゃない?スプーンもすごかったけれど、女性用、ないのかしら?」
非常識な願いが、現実になることもある。egg womanが増えてくれば、女性のゴルフも確実に変わってくるだろう。
フェアウェイの春も、もうすぐだ。

100ヤード、何番で打ちますか。


photo56.jpg

ピンが見え始めると、そこからドラマが始まる。ホッとするのか、ゴールが見えたことで緊張感が増すのか。物理的に近づいているわけだから、事件は起こりようもないと思うのだが。ゴルフの不思議。


photo57.jpg<

この週末は「ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ」が土佐カントリークラブで開催される。いよいよゴルフシーズン到来。egg womanも、いよいよ発売になる(のだそう)。

2008年3月10日

非常識な3番。

スプーンが、わからなくなってきた。
ドライバーは、1番ウッドである。ドライバーのヘッドは大きく、シャフトは長い。ドライバーは、飛距離がいちばん出せるクラブである。
スプーンは、3番ウッドである。スプーンのヘッドはドライバーに較べて、小さく、シャフトも短い。スプーンは、ドライバーの次に飛距離の出せるクラブである。ヘッドが小さいので、フェアウェイからでも、ティグラウンドでティアップして打つこともできるので、重宝である。
にもかかわらず、見れば見るほど、難しそう、と思わせる日が、スプーンにはある。それなら最初からキャディバッグに入れなければいいんだ、と諦める日が、スプーンにはある。
かと思うと、こんなに頼もしいクラブがあっただろうか、とプロにでもなったような気持ちにさせてくれる日が、スプーンにはある。そして、ドライバーより明らかに飛距離を稼いでくれる日が、スプーンにはある。
自由にして、奔放、不可解。我が儘、浮気性。数あるクラブの中でも、常に新しい印象、不安、結果を、私に与えてくれるのが、スプーンである。
そしていよいよ、スプーンがわからなくなってきた。
新しいスプーンを打ってみたのだ。eggスプーンを発売前、特別に。
ロフトは13度。普通15度はあるだろうに(聞いたところ、15度、17度もあるのだそう)
構えてみると、フェースは貝のように引き締まっている。ヘッドのカタチはというと、シャープではあるが、こういうスプーンは、見たことがない。
じっと、赤い目に見つめられているような印象がある。で、打ってみた。
13度なのに、ボールが上がる。信じられない。なかなか落ちてこない弾道のようであるが、果たして飛距離は出ているのか?
芯で打った感触はあるのだが、ちょっと、実感がない。でも、ボールの止まった場所へ行ってみると、、。あれれれ。
どうしてこんなところまで、飛んできちゃうの。
スプーンが、わからなくなってきた。

それにしても、どうして3番、スプーンだけなんだろう。5番、7番があってもいいであろうに。

250ヤード、何番で打ちますか。


photo54.jpg

写真を撮った。クラウンがスターフルーツ(ちょっと色は違うが)のようにえぐれているのが面白い。ツヤのあるところ、ないところ、そして赤く光る目。変わっている。非常識に満ちた美しさ、とでもいうのだろうか。


photo55.jpg

振り抜きがいいのは、この大きく滑らかなソールのためか。マン振りしても左に行かない、ロフト13度の割には弾道に高さがあるなど、egg man好みのスプーンではあった。

2008年3月 4日

非常識な涙。

涙が、ブームのようである。
ある友人は、映画を見ながら涙をポロポロ流すらしい。いつも快活に笑う40男が意外なことをいうものだと思っていたら、同じような話を何人かの知人から聞かされた。暗い映画館で、男のすすり泣きがいたるところから聞こえてくる。それは、ほとんど恐怖映画の世界だろう。
ストレス解消法なのだろうか。たくさん泣くとスッキリする、とスナックのママもいっていた。私たちゴルファーが、ドライバーを思いっきり振るのと変わりない、趣味なのだろうか。
そうか、趣味なのか。寄席に行って笑う趣味があるのだから、悲しい映画、舞台に目星をつけて「泣き」に行く人がいても不思議はない。たくさん泣くのだから、大きめのフェイスタオル、ティッシュはもちろん、目薬なんかも忘れてはいけない号泣必携アイテムになるのだろう。
映画館の予告編が、このごろ悲劇とか、薄幸な話が、ズラリと並ぶのは、そのためか。
「さぁさ、そこ行くお客さん、どんな風にお泣かせいたしましょうか。いろいろと取りそろえておりますよ。かわいがっていた忠犬が、飼い主を守ろうと、身代わりに交通事故で死んでしまった、なんていうお話はいかがでしょう。それとも不治の病に冒された恋人同士のお話も、いよいよクライマックス、たっぷりお泣きいただけますよ」
悲しいことは、楽しいことなのだろうか。本にしろ、映画にしろ、泣かしてやろう、と意図的につくられたものがこのごろ目に付く。そういう作家、制作者の気持ちが、楽天家の私には、どうにもよくわからない。
でも、笑いが商売になるのだから、泣きのビジネスも存在するのだろう。
「どこ、行くの?お父さん」
「そうだな、今日は、日曜日だし、映画館へでも行って、思いっきり泣いてくるか、お前もどうだ」そういうお父さんの子供にはなりたくないが。
お金を払って泣く人が、増えてきている。なんだか非常識な世の中が進行しているようである。

しかし、見方によっては、ゴルフ場も「泣き」の場所と言えなくもない。林の中で泣く人がいる(たくさん泣いて、スッキリしたという話は余り耳にしないが)バンカーに1人取り残されて、途方に暮れている人もいる。短いパットを外して、不幸のどん底に突き落とされたような顔もよく見る。ゴルフ場は、基本的にハッピー・ゴルファーのものであるが、不幸と悲劇の見本市を趣味にしている、そんな人も確実にいるようだ。
そして、そういう人たちは、19番ホールでとにかく盛り上がる。忘れたいんだろうな今日のゴルフを。子供に戻ったように、はしゃいで、運転しない人は飲み、素面の人も怒鳴るように話し続ける。もし、電車とか、お店でそういうゴルフ帰りの、けたたましいゴルファーを見かけたら、どうか慈しみの目で許してやっていただきたい。今日一日、たいへんだったんですから。

eggを使わない人にとって、ゴルフ場は、それなりにたいへんな場所なのである。


photo52.jpg

微妙だが、この人は泣いている。痛がっているようにも見えるが、少なくともうれしそうには見えない。ゴルフ場で一日こういう顔をし続ける人はまず、いないが。


photo53.jpg

こちらはうれしそうである。ただ、その割に意地の悪い目付きが気になる。マッチプレイでこういう顔をする人と当たったときは、要注意。あまり顔を見ないようにするのが、賢明。

egg

EGG

人生歴50数年、ゴルフ歴20数年。野球少年からバスケットボール、そして草野球に燃えるも、結局はゴルフに執心する、ある意味典型的日本人。
詳しくはこちら→

カレンダー

2011年7月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31