非常識な冬。
今シーズンは、今日で終了。明日から、冬眠だな。
去年の12月中頃、友人は、そう言ってゴルフ場をあとにした。今年の春分の日まで、ゴルフはしない。 恒例の冬眠宣言である。
寒い時期に辛い思いまでしてゴルフをするのは、どうも楽しくない。友人は、数年前からゴルフに冬眠期間を設けるようになった。ゴルフは好きな人であるから、考えてのことだと思う。が、なんとも潔い判断である。
私など、そう思っても、なかなかそうはなれない。アイアンも飛ぶようになったし、などと呟きながら、暖かいインナーウェアを探し出し、厳寒のフェアウェイへ死の行軍を始めてしまう。
今年は、寒いぞ。
冬眠する生き物は、調べてみると意外といる。クマ、コウモリ、ヤマネなどの定温動物、昆虫、ヘビ、カエルなどの変温動物などが代表的である。「凍結しない場所を選び、極度に代謝の低下した状態で不活動のまま冬を超すこと」と冬眠は定義されている。
進化の過程は複雑で、私たちが人にたどり着くまでには、さまざまな回り道、信じられないような寄り道があったと想像できる。現在、冬眠を習性としている生き物と私たちが、進化の過程でニアミスしていたとしてもさして不思議ではないだろう。
そうなのだ。(私たちは、冬眠動物の、遠い親戚にあたる)
威勢よく肯定もできないが、バッサリ否定もできない。冬眠動物との血のつながり。私たち人間は、そんな可能性をどこかにしっかりと持ち合わせているのではないか。
冬が嫌いだと言っていたあの人は、どこかカエルと似ている。
冬になるととにかく眠くなってね、といいながら目をこすっていたあの人は、まわりの人からクマさんと呼ばれてはいなかったか。
自分ではまったく気づいていないが、冬眠が静かに足音を潜めて、冬の真っ只中にいる私たちに近づいている。
「冬か、寒いな。じっとしているか」
そんな風に感じた瞬間は、冬眠がそばに来たと思っていい。
特に気温が低くなる地域に住んでいる人は、実感があるのではないか。冬は太陽も高く昇らない。日照時間も少ない。そんな時はわざわざ外へ出て行くのは非効率である。
(布団に入っていよう。風邪を引くのも冬だし。会社、休んじゃおうかな。)
そんな非常識な囁きを感じたとき、あなたはすでに冬眠催眠にかけられているに違いない。
冬眠の記憶は、人のどこかに確実に眠っている。
今回は、話が、脱線した。(睡眠不足か?)
135ヤード、何番で打ちますか。

霜柱が立っている。こういうところにボールが行ったら悲劇である。救済措置はあるのだろうか。行った方が悪いのだが。

ただこういう日だからこそ、富士山がきれいに見える。冬眠しない人間にもいいことはある。冬はいいウェアをPRGRあたりで探してがんばるしかない。














